チトケトハット::都会の小さな木造3層住居

【チトケトハット】

【チトケトハット】
【チトケトハット】
基本情報
場所
東京都・23区内・都心エリアの住宅地

家族構成
夫婦(30代) 子(2人)

法的条件
建ぺい率/容積率=60%/200%
第2種住居地域・準防火地域・第2種高度地区

土地の特徴
土地面積:43㎡
相続で分割された小さな土地
南側道路・隣接建物がやや混み合う

OPEN-G日記:プロジェクト「チトケトハット」
http://www.open-g.net/weblog/2014/04/post_323.html

コンセプト
飾り気のない、シンプルで素朴な三角屋根の家
板張りの外観
内部は自分たちで壁を塗装する
小さくても家族で広々と暮らす
建物概要
設計監理:加藤幸彦(エス)
施工:株式会社内田産業
竣工:2014年
設計期間:6ヶ月
施工期間:5ヶ月
床面積:64㎡(3層合計)・テラス3㎡


外装:レッドシダー材(無塗装) ガルバリウム鋼板
内装:針葉樹合板に塗装 石こうボードに施主セルフ塗装 オークフローリング
設備:特注キッチン ユニットバス 床暖房
窓まわり:アルミサッシ 特注玄関ドア 木製サッシ
外部:ウッドデッキ


外観
シンプルな三角屋根。外壁はカナダ産のレッドシダー材。時とともに風合いが出てくるように、あえて「無塗装仕上げ」としました。

アプローチ部分には施主がみずから植えたシマトネリコ。木漏れ日の下を通って、玄関へアクセスします。

シマトネリコの上、木製の縦格子スクリーンはテラスの外装。外の視線からテラスを柔らかくガードしています。


土間〜階段
玄関ドアをあけると、いちばん奥まで続く「土間」。

そのつきあたりに光を取り入れる縦長の大きな窓、そして2階リビングルームへの階段。

小さな家だからこそ、常識的な機能にしばられない、多目的でゆったりとした空間をつくることが「設計のコツ」。


リビングルーム
吹抜けのある2階リビングルーム。広さは12畳ほど。光の向きや天井の高さに変化をもたせ、うごきのある「広い空間」に感じさせる。

広さ2畳弱のテラス。この小さな外部空間はリビングに寄り添って、ここでの暮らしをぐっと豊かにする役目。

手づくりの素材感。自分たちで塗ったうすいグレーの壁、木目の残る白い壁、ラフな風合いのオーク材の床。


キッチン〜テラス
キッチンとダイニングは、テラスのすぐそばに。

木漏れ日のような西日が、午後の時間の移り変わりを感じさせてくれる。

特別につくったステンレス製のキッチンは、欲しい機能だけをきちんと組み込んだシンプルなデザイン。


最上階ロフト・1階寝室
最上階のロフトは、吹抜けをとおしてリビングと立体的につながります。
天井のとても低い小さなスペースだけれど、光の向きや空間の広がる方向がうまく作用して、ゆったりとした気持ちのいい場所になりました。

1階の寝室は、家の中でもっとも独立した場所。2階リビングから下りて、土間をとおって寝室に入ります。


ラフプラン・スケッチ
いかに「小さな空間」を「広く」するか。

年月とともに風合いがでる、手づくりの「小さなアコースティック楽器のような家」。

そんなことを考えながら丁寧にデザインした「チトケトハット」です。。